12/19-20 雁ヶ腹摺シリーズ

地図を眺めてると、ワクワクしませんか?
「わー、このマイナールート、行ってみたいわー」とか、「こんなシリーズ縦走したら、おもろいかも~」とか。
COVID-19に翻弄された2020年、不自由を逆手にとっていろいろ楽しんできましたが、今回はその総括!!
四つん這いになると腹を擦りそうなタヌキが行く、「雁ヶ腹摺シリーズ縦走」(^_^)v
imarin単独
12/19: 遅能登バス停 07:45 – 金山峠 – 姥子山 – 雁ヶ腹摺山 – 牛奥ノ雁ヶ腹摺山 – 16:00 ビバーク地
12/20: ビバーク地 6:50 – 湯ノ沢峠 – ハマイバ丸 – 大谷ヶ丸 – 大鹿峠 – 笹子雁ヶ腹摺山 – 登山口 – 16:50 笹一酒造
体力低下が著しい昨今、先日の和名倉山も企画しておきながらついていくのに大変だったし、今回も歩ける気がしない・・・
途中ビバークだし、途中の水場も凍結の可能性があるし、ざっくりかつ綿密に(どっちやー?!)計画を立てて出発。単独のアドバンテージは、自分のペースで歩けること、自分が必要なだけの食料があれば良いこと(^^) 自分で決めて、判断して進む楽しさ、ちょっと思い入れのあるルートの場合、自分が真っ先にその地を踏めるのもいい。(ひとりやったら当然やろ)
大月から路線バスに揺られ、遅能登バス停で下車。
途中いくつか民宿を通り過ぎ、登山口へ。金山鉱泉はすでに廃業、建物は跡形もありません。
金山鉱泉近くにある周辺案内。右下からぐるっと上まで行って、左のはずれまで。
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ここからいったん沢を渡って稜線に出るのが一般的なルートのようですが、今回は沢をつめる最短距離を選択。何度も渡渉を繰り返し、ルートも不明瞭なので慣れない人にはお勧めできませんが、おかげさまで無事金山峠に到着。
ここからは案内もしっかり、ルートも明瞭。まずは、秀麗富岳十二景のひとつ、姥子山へ。
姥子山。東峰、西峰があります。
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姥子山からのふじさん。
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次は、昔の500円札(もしや、知らん人もおる??)のふじさん撮影地とされる、雁ヶ腹摺山へ。
残念ながら、眺望はイマイチ。ここで、今日初めて人類に遭遇。
旧500円札の山座同定看板。
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ここですでに12:40、16時には行動を終えたいので先を急ぎます。
大峠を越え黒岳の分岐、ここは大菩薩からの稜線。西風が強い!さぶい!ビバーク適地を物色しながら牛奥ノ雁ヶ腹摺山を目指します。のどかな草地のコル、でもここは風の通り道かも? その先の樹林帯でビバークすることにし、荷物をデポしてピークハント。
むこうの樹林帯がビバーク地。
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ふたつめ、牛奥ノ雁ヶ腹摺(^^♪
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デポ地に戻って幕営。今回は軽さ重視かつ自立式、ヘリテージのシェルター。
サイトは多少斜めっていても気にしないのですが、今回は一部がそこそこ急傾斜で、2度もお湯をこぼしました(-_-;)
幸か不幸か気温が低かったのであっというまに凍ってしまい、大惨事は免れました(?)
ディナーは水餃子♪
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新調したユニクロのウルトラライトダウンのおかげもあって、それほど寒さを感じず朝を迎えました。
外気はおそらく氷点下10度くらいだったと思うのですが、結露がほとんどない!ヘリテイジ、さすがです。
2日目は6:45ごろ出発。
ここから大谷ヶ丸あたりまでは「快適な尾根歩き」と言いたいところですが、西高東低の気圧配置のもとでは、強い西風にさらされます(-_-;) 秀麗富岳十二景を6つ含む今回のルート、雪の少ないふじさんをながめ、文字通りの「白峰」に、夏の白峰南嶺を思い出しつつ・・・
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大鹿峠で、ようやく今日の行程の半分くらい?
ここからのお坊山はキツかった(-_-;) さらに笹子雁ヶ腹摺まで2時間、斜度のあるアップダウンが多く、乾燥した下りは滑るしホコリだらけ。
そしてようやく3つめ、笹子雁ヶ腹摺山。誰もおらん。
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もう眺望はどうでもいい、はやいとこ下りましょ、と、誇らしくホコリまみれで下山。
登山口から駅までの車道歩きが30分以上、クタクタで笹一さんをのぞいてみましたが、時間が遅いので誰もおらず、結局試飲もお買い物もせずに出てきてしまいました(^-^;
次回はリアルに笹一を目指す山行を企画しようと、密かに誓ったのでした。

5 thoughts on “12/19-20 雁ヶ腹摺シリーズ

  1. maru says:

    地図を眺めないでも、ガクガクします。
    ”雁が腹擦逆Y字”コースとでも、北風が冷たい、凡そ30kmくらいでしたか。
    とても真似できません、よくぞこんなコースを思いついたものです。
    今、関東で雁(がん/かり)は見られません(仙台北あたりが南限)が、
    過去、本当にこの辺りでも腹擦る程に山の端を越えていたんだろうか。
    名前に惹かれる山ではありますね。
    (暖かいとき、北から南下で楽しようっと。)

  2. KYOKO says:

    いつもステキなルート、楽しみに拝見してます(^^)
    雁ケ腹摺山、前から不思議な名前だなと思ってましたが、maruさんのコメント見て調べてみたら「渡り鳥であるガンがその腹をこするようにしてここを越えていったことから、雁ヶ腹摺と呼ばれた」
    かわいい。鳥好きにはたまりませんね。
    ヤチョウクラブ作りましょう~

  3. imarin says:

    わたしはさけぶとでぶと掛け持ち~(^^;)
    雁が腹を摺りそうなくらい高いヤマ、ってことらしいですね。

  4. kitchan says:

    なかなか素敵なコース
    結構長いね。
    でも、富士山がよく見える今季節はいいかもしれない。
    僕も逆回りで行こうかな…

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