北岳ミステリーツアー

出鼻をくじかれる:物事を行う意欲を持った人が、何らかの物事によってその意欲を失うこと

「19:30新宿発のかいじ119号は運休となりました。。。」
な、なぬ?うんきゅう?遅延じゃなくて?
中央本線の信号トラブルの影響らしい。
19:00発のあずさも、50分近く遅れて出発の見込み。。。
落ち着け、落ち着け。
みどりの窓口できっぷを払い戻し、20:00発のあずさに取り直し。
「20:00発でも、きっと30分以上は遅れるわな。ちゅうことは一時間近くあるな、めしでも食うか」
めしくう
20:05 ぼちぼち行こか、早めにな。
20:15 ホームに上がる。不穏な雰囲気を感じる。駅員に聞く
「20:00発のあずさは、さっき出ました。」 はぁぁぁぁ?
落ち着け落ち着け、めげるな。
結局、ホームにいた20:30発の「かいじ」の自由席に収まり、新宿を出る事ができた。
めでたしめでたし。行ってきます。
kikuちゃんのセレブな北岳と打って変わり、メンバーもやることも
何かとせわしないのである。
■2018年11月3日~4日 南アルプス今シーズン最終日
■taichi(CL) ryochin うーさん
■甲府泊~広河原~大樺沢~トラバース分岐(デポ)~北岳ピストン~北岳山荘(幕)
 北岳山荘~北岳~肩の小屋~御池~広河原

04:35甲府駅発広河原行のバスは二台態勢、満席。
06:30広河原は紅葉パラダイス。
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えっちらおっちら、大樺沢を登ります。
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事件簿:「泣く女」   「事件簿シリーズ」は巻末に!
大樺沢の上部は凍結が始まっている。ぷち氷瀑ツアー
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事件簿:「びっくりしました?」

歩荷たいちが苦しみ、八本歯の上の山荘へのトラバース分岐にたどりついたのは14:00。
デポして山頂アタック。
絶妙なガスですな。幻想的な風景
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16:00 山荘到着。今シーズン最終日。
風が強い。
小屋の下のテン場で場所を物色していると、先住民が「まじ、やばいっす。飛ばされました」。
テントを風で飛ばされて捜索中らしい。(人は無事)
ということで小屋横のテラスのテン場を確保。風は多少ましだが、さぶいねー。
事件簿:「テント設営は楽しい」

シェフryochinのとりなべ食って、taichiのノロケ話を聞いて、寝る。
事件簿:「フライシートがフライアウェイ fly away 」

事件簿:「太陽は暖かい」

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荘厳な日の出を迎え。のんびり撤収。間ノ岳は「見るだけ」。またね。
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08:30 再び北岳に向かう。
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西面は凍結箇所あり、山頂から先の北面はだいぶ雪が付いてます。アイゼン必携。
紅葉の広河原に戻ります。
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14:00広河原発甲府行きのバスは満席でした。
う:「甲府に着いたらな食う?」
り:「ほうとうっすかね」
う:「いまいちやな、餃子やろ」
り:「うっす。あります、自慢屋というラーメン屋が駅前にあります」
う:「よしゃ」
甲府に着くと雨がぽつぽつ。
駅近くの「自慢屋」へ向かう。。。。 「閉店中」
「自慢屋の自慢聞けず」  詠み人知らず。
あつあつのほうとうを頂きました。
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ちゃんちゃん
■うーさんの事件簿シリーズ
・「出鼻くじかれる」 前述
・「泣く女」
   
大樺沢、二俣手前で泣く女となだめる男
「もう下りようか?むりしなくていいんだよ、気にしなくていいんだよ」
うざいっす。他所でやってください。
・「びっくりしました?」
   
うーさんとryochinが大樺沢上部、バットレスを望むテラスで休憩していた時に
下からtaichiの「うわーーーーーーーーーーーーーー」という絶叫
「大丈夫かーーーーー?」の声に反応なし。。。やっちまったか。冷や汗たらー
アイゼンとエイドとスリングを持って、救護に向かう。
すれ違う人が「誰か落ちたみたいですが、大丈夫そうです。」
「お連れの方ではないです」
   
しばらくしてtaichiが合流。
「凍結箇所で上から人が滑ってきました。巻き添え食うところでした。
トレランで、ごろごろ石落しながら降りてきて、危ないなと思ったら転んで滑って。
腰打ったみたいで、しばらく動けなかったんですが、大丈夫でした。
『びっくりしました? やっぱスパイクいりますよね・・・』ってのんきなこと言って。
死ぬかと思いましたよぉ」 taichiさん珍しく激おこぷんぷん。
・「テント設営は楽しい」
   
立てる。突く。つっこむ。縛る。 
あほな小学生男子が好きそうな行為満載なんです。
こどもたちはキャッキャいいながら楽しくテントを設営しましたとさ。
・「フライシートがフライアウェイ」
   
2,900mの稜線の風ははんぱないっす。
寝る前から、テントの外は「ぐわー、びよーーーーーばたばたー」と強風ふきすさび。
夜中トイレに起きたら、あら何やらテントがシンプルになってる???
フライシートが、、、、「ない」
あちゃー飛んで行ったかーと思って、反対側を見てみると。
「ばさばさばさばさばさばさばさ」
かろうじてテント頭頂部の結び目だけで繋がり、風に翻弄されてます。
ねむいしめんどくさいのでそのままにしておきました。てへ。
朝の撤収時に、結び目はぐにぐに、ひもはこんがらがっているわで、大変でした。
呑気に書いてますが、まじ、夜通しテント飛ばされそうでした。。。
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・「太陽が暖かい」
   
ご存知の方も多いと思いますが、taichi隊長は独り言が多いです。
朝、テントの中。風は収まりましたがまだまだ激さむです。
日の出とともに、すぐに暖かくなります。
taichi 「太陽はあったかいな」  
10秒後「太陽って温かい」
20秒後「太陽ってすごい。ほっとする」
10秒後「太陽ってすごいなー あったかいなー」
20秒後「太陽って・・・」
   もうええわ!

番外編
・「岳沢山荘」?
   
出発数日前に「天気どうやろ?雪・凍結どうやろ」とLINEでやりとり。
その時、taichiから「岳沢山荘」の情報がぶちこまれる。
北アルプスやぞ・・・ 何か俺たちは試されているのか??? 
当日taichiに「あれはなんやったんや?」と聞くと
「いや、周辺の情報を参考に、と思って」
さすがtaichiさん、スケールが違う。。。
文責:うーさん

2 thoughts on “北岳ミステリーツアー

  1. kiku says:

    読んだら、ブーッと吹き出して、「不気味な女」になってしまったわよ〜、うーさん!!毎度のことながら、笑いどころ満載で。息子たち、ボーイズトーク、さぞかし盛り上がったことでしょう(笑

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