「山はどこに行くかよりも誰と行くかである」
一緒に歩くと、新しい経験や知識が自分を豊かにしてくれる、そんな人がいます
一緒に歩くと、脚が軽くなり、どこまでも歩けそうな気がする、そんな人もいます
しかし、こ、こいつらは・・・・・
二日間一緒にいると、脳みそが溶け、自分がどんどんあほになるような、魂が抜けるような、
そんな気がします。
こら!写真撮ってるおめーもだよ!
■2018年8月11-12
■一日目:扇沢~針ノ木雪渓~針ノ木小屋幕~針ノ木峠ピストン
二日目:針ノ木小屋~蓮華岳ピストン~扇沢
■kyoko(CL) taichi , ryochin , うーさん
日程とタイトルは早々に決まりました。8\11-12 お盆なので「おぼんこぼん」
メンバーと行先が、きまらない。ミステリーツアーか!?
一週間前にどたばたと決まりました!
「針ノ木だ!、あほあほ四人組だ!」
8/10金夜21:30。新宿を出発し、扇沢に向かいます。
まさかの夜間渋滞。八王子から大月あたりまで車が多い。
前週の劔岳も扇沢からでした。道の駅安曇野松川で仮眠し、早朝6:30着扇沢着。
既に無料駐車場は満車。12時間1,000円の最高級有料駐車場に止めました。
今回は、夜のうちに扇沢に入り、無料駐車場をゲット、のはずでしたが、夜中2:00で
既に無料は空きなし。24時間1,000円の上級有料駐車場を確保。仮眠をとります。
カミンベイベー!
8/11 7:00扇沢から行動開始
歩き始めから怪しい天候。
雪渓に取りつく前から雨です。結構降ってきました。
余裕をかましていますが、まさかの凍える寒さ。
雪渓そのものは下から見るとしっかりあるように見えます。赤ガラを
たどります。
「のど」のあたりで雪渓は終わり。夏道に戻ります。
「最終水場」で水を汲んでいると。
キター。稜線に青空が見えました。
11:00 約四時間で針ノ木小屋に到着!
南側の稜線が雲の合間に見え隠れします。
テントを設営し、軽く食事をとり。
宇宙と交信し、
天気も安定してきたので針ノ木岳に向かいます。
岩稜にちりばめられたお花畑。
たいちくんがカタコトの日本語で何かつぶやきます。
「キレイ。。。デタ。。。キイロ。。。オハナ。。。ウサギ。。。」
どうやら「雲の間から向こう側の稜線が顔を出した。とてもきれいだ。足元に咲く
黄色い花はウサギギクかな。」と言いたい模様。
世界で唯一のたいちの理解者ryochinは「あー、そっすねー(棒読み)」と
適当、いや適切に言葉を返している。
針ノ木岳山頂。
足元に黒部湖。その向こうに雄山・別山の稜線。その右に剱岳。。。
雲に隠れながら。ちらりと、時にどーんとその姿を見せます。
圧倒的な存在感。静かなる透明感。。。。しばし。。。。
こらー、おめーら、北アルプスを汚すやつらよ・・・しばくぞ
しばし山頂でぐだぐだします。昼寝なんかもしちゃいます。
まこと贅沢な時間でございました。ごちそうさま。
先ほどの稜線をたどりゆったりとテン場に戻って歩きます。
光の加減が変わり、趣が違います。
テン場に戻り、さーてルービールービー、シーメーシーメー。
南側、槍ヶ岳方面を望む絶好のテラス席でゆるゆる飯です。
相変わらず小学生並みの中身のない会話をだらだらしつつ。
スパムサラダ。トマト&豆カレー。kyokoの呪い魔法がかかっています。
なんだか急に眠くなってきました。
翌朝の天候を心配しつつ。寝る。
8/12 3:00起床。周りのテントもごそごそ起き始めます。
軽く朝食を摂り、4:00行動開始。蓮華岳に向かいます。
5:00のご来光狙いです。風は多少ありますが、寒くはありません。真っ暗です。
歩きはじめ、少し星が見えたり、遠くが赤く染まっていくのが見えたりしますが。
高度を上げるにつれ、風とガス。
広いガレ場の稜線。ライトの光が乱反射して良く見えません。
道が不明瞭です。ピークらしきものが見えたり、道が見えなかったり。
分かれ道があったり。登りのはずが道が下っていたり。
こういう状況ではGPSの安心感は半端ないっす。邪道と言われそうですが。
約40分で小さな社のあるピークに着きました。視界なし。「ここだね」「そだね」
「いや、違いますよ。もうちょっと先です」冷静なたいちがGPSを見て言います。
確かに、私のGPSでもピークは先です。たいちえらい!
先に進みます。少し登り、ピークです。三角点もあります。「ここだね」「そだね」
「いや違いますよ、もうちょっと先です」
いやいやいやいやいやいやいや、たいちさん、三角点あるから。
ここですよ。間違いないから。
納得しない太一をなだめ、しばし待ちます。絶賛ガスってます。
だめだねー。風も収まらないし。さぶいねー。
我々四人以外、誰もいません。みんな何処に行ったんだろう。
針ノ木かなぁ。あっちは晴れてるのかなぁ
なんとなく、帰るか、いや、もうちょっと。無言の会話が続きます。
来ました!
ぼんやりと現れる稜線。太陽のかけら。どこまでも続く雲海。
いろんなものがいろんなことになって荘厳な朝日です。
とてもかっこよく撮れていますが、相変わらず会話は小学生並みです。
「音声無し」でお楽しみください。
十分に朝日を堪能し、「今日はこんくらいにしといたるか」とテン場に戻ります。
針ノ木側の稜線がガスっています。うひひ。こっちは晴れてるもんね。(ブラックうーさん)
テン場に戻って撤収しながら朝食です。
針ノ木側からたくさんの人たちが戻ってきます。総じてテンション低め。
ブラックりょうちんが声を掛けます「どうでした?見えましたかぁ?」
悔しそうに「いや、ガスガス」、悔しそうに「ばばばばっちり丸見えだよ・・・・」
うっしっし。
7:15 撤収完了し、下山。扇沢に戻ります。
10:30 扇沢帰着 最後までぐだぐだやのう。
大町温泉郷で風呂に入り。そばを頂き、東京へ。
そんなこんなで無事帰ってきました。
皆怪我もなく、無事に「あほあほ行程」を終えました。ありがとう。
また、行きましょう。たまにね。
「たまに」でいいからね。
脳みそ溶けるからね。
文責:うーさん
おぼんなのに、前週も扇沢行ったのに、次の日ゴルフなのに、お付き合いいただいてありがとうございました(^.^)
あんなに話したのにほぼ内容覚えてないという···
王道~なコースでしたが、ゆったりできてよかったですね。幻想的な御来光が印象的でした。
またお願いしまーす♪(´ε`*)
貼ってないですね。
イマリンさんとの山行にとっておきます。
おお~絶壁で死闘の二人!とは絶対に見えない(笑)
志村けん(右)と、野球拳(左)の戦いぐらいにしか見えない(笑)
どちらも弱そう。
自分なら、やはり醉拳。これまた軟弱(笑)
朝、いいですね~
日の出目的でどこか行きたくなったなぁ~
うーさん、妙にイキイキしているなあ。
実は、他の三人を洗脳していたりして(笑)
想像できない幻想的な朝日で。
まだ経験のない山泊、トライしてみようと思います。
他の画像は別にして。。
真面目な?山行は4ヶ月ぶりでしたので、とてもいいリハビリになりました(´∀`)
針ノ木雪渓…この雪渓もまた、実に走りたくなる坂である。