やっぱ、アルプスでしょう。
という事でおっさん3人で残雪の常念岳です。
日程:2022年4月30日〜5月1日
行程:三股〜前常念〜常念岳〜常念小屋テント泊〜一の沢登山口
メンバー:maru,ao,うーさん
当初計画 4/29〜5/1 三股〜前常念(幕)〜常念岳〜蝶ヶ岳ヒュッテ(幕)〜三股
修正計画 4/30〜5/1 三股〜前常念 〜常念岳〜蝶ヶ岳ヒュッテ(幕)〜三股
最終行程 4/30〜5/1 三股〜前常念 〜常念岳〜常念小屋(幕)〜一の沢登山口
4/29は全国的に荒れ模様につき、出発断念し、日程短縮。
一泊で三股からの常念・蝶ヶ岳周回を目指す。(修正計画)
ヤマレコで立てた行程計画のコースタイムでは
三股〜前常念 4時間
前常念〜常念 1時間
常念〜蝶ヶ岳 4時間
がんばれば行けんじゃね?(by maru)という悪魔のささやき。
三股を早い時間に出発し、
前常念への到着時刻により後続行程を判断する、というプランで
三股出発! 5:30
※三股駐車場情報
4/29 23:00の時点で30台ほど。まだ空きあり。
5/1 5:30の出発時点でほぼ満車。
みぞれ混じりの中、三股から行動開始します。
のっけから急登です。
しばらく急登が続きます。
ずっと急登です。
えんえんに急登です。
これでもかと急登です。
なかなかペースが上がりません。
いつもはエンジンがかかるとペースが掴めますが、
苦しい登りが続きます。
空は明るくなっています。
2,200mで森林限界を突破しました。
雪があったのはこのあたりだけ。この先もほとんど雪はありません。
前常念がでかい。
まだ400m登ります。
ごろごろの登りにくい岩の道になりました。
足が上がりません。息が上がります。
ほうほうの体で前常念頂上直下の岩室(避難小屋)。
11:30です。 休憩込み6時間。
作戦タイム。
もはや、蝶ヶ岳に行く気力が消失したu&ao
「行くでしょ」とうそぶくmaruさん。
プランB:常念ピストン岩室泊。翌日、来た道を戻る。
プランC:常念岳経由常念小屋幕。翌日、一の沢に下りる。タクシーで三股まで戻る。
翌日は天候崩れる予報。登ってきた急登路・岩場を下りるのは危険満載。
岩室はちょっと一夜過ごしたくない雰囲気。
という事で【プランC】を選択。
重い体に鞭打って、常念岳を目指す。
前常念から常念までも、なかなかに辛い道のり。
途中雪もありますが、夏道がしっかり出てるところが多い。
彩雲でんがな。
こちらも2時間近くかかって、13:30 常念岳山頂着。やたー
ご褒美です。ありがとう。
あの尾根も、こちらのキレットも、あの季節この季節に歩きたい。時が経つのをを忘れます。
常念小屋テン場からの槍
自己主張強め
テントの中では、精神年齢低めの会話がはずむ。
夜中は風強し。
朝方、少し雪も降ったようですが、寒さ知らず。
撤収時も5℃程度はあったのでは。
5:40 一ノ沢を慎重に下ります。
途中、多少のトラブルやプチ渡渉もありながら、
9:00には一ノ沢登山口に到着。
辛くもありながら、充実した二日間でした。
※一の沢登山口から三股まではタクシーで9,000円弱(迎車料金含む)40分程度。
※風呂は「常念坊」を勧められたが、ちょっと遠回りなので、「ほりでーゆ」へ。
※5/1昼過ぎの中央道上りはしっかり渋滞でした。
文責:うーさん
おまけ
山と高原地図のコースタイムでは、前常念までは6時間でした。
そう考えて臨めば、コースタイム通りだったのかもしれない。
ただ、4時間のつもりで歩くと、ペースもつかめず、モチベーションにも
影響します。
計画の検証が大事ですね。
最強二人の足を思いっきり、引っ張りました(ごめんね~)。それにしても雪が少なかったね。
お世話様でした。
歩きにくい長い登りはかなりきつい、三股~前常念~常念、歩く人少ないのがわかりました。
それだからか、常念岳さすがですね、形、風格、眺望。
「彩雲」は稀なもの、サングラスしてないと気付かないこと多いとか(太陽の近くに出現するので)。
一の沢も初めてのことで、(前夜発)2日間の充実山旅でした。
なるほどー。身の程知らずのワタクシも実は常念〜蝶の縦走を夢みて(当然小屋泊の2泊ですけど)常念小屋へ電話したら、三股からはやめてくれ、コースタイム通り歩ける方はまずおらん、なめたらあかんぜよ、と言い渡されました。。このブログで大変よく理解できました。
しっかし、さすがの3人さまです!顔洗って出直します。
ちなみに隣の蝶ヶ岳ピストンも、わたしには急登で急登で急登で急登でした(^^)
私ならゼッタイ立てない計画、スゴイな~と思ってましたが、失礼ながら、やはり(^^;) とりあえず無事かつご褒美もあってよかったです。おつかれさまでした。