赤木沢

台風10号ことサンサンの影響が気になり始めてきた8月25日~27日、北アルプスの美渓、赤木沢へと行って来ました。

アプローチと下山は雨の中を黙々と歩く登山になる可能性も覚悟しつつ、核心の2日目を中心として日々改善傾向にある天気予報を信じて決行としました。

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メンバー:
u-san、yukichi、saichan、sato(リーダー)

共同装備:
30m沢ロープ(8m)
10mお助け用スリング(aoさんありがとうごさいます)
緊急用ツェルト

個人装備:
ヘルメット、ハーネス、ATC、スリング、カラビナ、等をはじめとした基本装備。


靴:
フェルトソール×2人
アクアグリッパー×2人
結論としてはどちらでも問題なかったと思いますが、終盤のぬめりではフェルトの方が良かったかも?

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8月25日

8:28
『折立に降り立った!』宣言を山行さんに残し登山開始。



湿度が高く、晴れとは言い難いが四捨五入すればギリギリ晴れくらいの天候から、小雨時々雨に変わりゆく中、順調に登っていく。

 

12:15
太郎平小屋にて昼食。
太郎ラーメン×2名、ネパールカレー×1名、おでん×1名 を各自注文。
食事をしている間に雨も上がり意気揚々と再出発するも束の間、
薬師沢小屋まであと1時間くらいの辺りで雨が降り出す。

15:00
泣いても笑っても四捨五入しても大雨としか言いようのない雨の中、薬師沢小屋到着。


大雨にも関わらず青く澄んだ奧ノ廊下に期待が高まる。

薬師沢小屋テラスより

尚、酒盛りと夕食を済ませた数時間後、川は茶色い濁流となっていた。


深夜の大雨に不安を覚えるメンバーをよそに、装備を完璧に整えたリーダーsatoはスヤスヤと眠る。

8月26日

4:00
集合&出発。

テラスにかけてある梯子から直接河原に下りれるためはじめから沢装備。
序盤は暗い中ひたすら河原歩きが続く。
最初は肌寒い気がしていたが、徐々に暑くなってきて時折水の中を歩く。
水の冷たさは流石北アルプスといった所か。
明るくなってくる頃、最初のへつりポイントが見えて来る。
ある程度まで浸かる覚悟を決めればへつれない事も無さそうだが、
水の冷たさと現在の気温を考えると出来れば避けたい。
渡れそうなポイントもあったため、渡渉ししばらく対岸を歩く。

その後も深いヘツリは避けて渡渉を繰り返しながらひたすら進む。(水没を恐れてあまり写真はない)

途中に見えた薬師岳

朝弁当のちまきがとても美味しかった。


6:30頃
川幅が狭まり、流れの急なポイントが現れ、川の様子が変わってくる。
2mほどの滝を高巻くと、写真で山ほど見てきたあの幅広滝が現れた。

ついに赤木沢出会いに辿り着いた!


来れると思って立てた計画だったけれど、
4人で無事辿り着いて見ると、思った以上に嬉しかった。

赤木沢の名前の由来になっているとも言われる赤いナメ床。


「T沢のしょぼい滝とは大違いやなー」との声が背後から聞こえた気がする。


トポが無くても何処から登るか何となく分かるものの、
これはどこのどの滝か4人で答え合わせをしながら登っていく。

 

 

どの滝も、まるで登るために作られたかのような階段状になっており、とても美しく楽しく軽快。沢登り歴の浅いS隊員でも、危なげなく気持ちよく登れる。

 

滝の傍らに浮かぶ丸い謎の物体。
蹴散らしに行ってみると泡?


心配していた天気も、赤木沢に入った辺りから正真正銘の晴れとなり快適

いつまでも登り続けていたい滝が続く。

歩いているだけでとても楽しい。

次第に両岸が険しくなってきて、

あっという間にラストの大滝。

 

大迫力の格好良さ。直登は流石に無理なので、saichanが見つけてくれたピンクテープから巻き道に取り付く。
普段はリーチの長さが羨ましいu-sanが引っかかっていて、小柄であることのメリットを発見。

※木に引っかかってもがいていたら、ザックのサイドポケットの水筒が、滝壺に滑落していきました・・・(u-san)

登り終えて振り返ると鷲羽と水晶


今回は参考にしたWW2の記載に基づき、大滝直後の枝沢へ入る。
どの滝も登れると書いてあったし、登れはするものの、ぬめりが強い。


赤木沢本流よりもこの辺りの方が神経を使った気がする。

徐々に水は減り、流れは細くなってゆき、

赤木沢の枝沢の源流最初の1滴まで辿り着いた。

 


ここで装備を変えて、詰めに入る。


よくある苦しい沢の詰めとは違い、歩きやすい草原を気持ち良く歩く。


折角だから一番低い所に詰め上がろう!とオリジナルルート開拓を試みるsato


ハイマツの藪藪に突っ込み撤退。


先人がヤマレコに足跡を刻んでいる最寄りルートに復帰。


歩かれていないルートには訳がある…。

無事登山道に復帰。

北ノ俣岳から太郎平小屋への景色も最高の一言に尽きる。


ラスト、太郎ラーメンを目指して大急ぎで下山し14:00少し前に滑り込みゴール。





8月27日

u-san、yukichiグループによる早朝薬師岳アタックが悪天候により中止となり、
4人揃ってののんびり下山。

富山湾を見下ろしながらの最高の下山

 


再度、折立におりたって下山となりました。

39 thoughts on “赤木沢

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